ダークヒーロー改めオカルト探偵が逝く 宮城県仙台市の八木山橋を逝く
◇宮城県屈指のオカルトスポットだとか…
八木山橋(やぎやまばし)とは、宮城県仙台市青葉区川内と同市太白区長町との境界に架かっている橋である。
青葉山と八木山の間に広瀬川支流が形成した仙台市の名所「竜ノ口渓谷」の標高差70mの断崖絶壁に橋が架かっている。区境となっている橋の中ほどより北側(青葉区側)は仙台市道青葉1342号・仙台城跡線、南側(太白区側)は仙台市道太白1号・八木山青葉山線を通す。
1931年(昭和6年)に軍用道路の吊り橋として開通した。現在の橋は1965年(昭和40年)4月に完成したもの。
太白区側から青葉城址、東北大学川内・青葉山キャンパス、宮城教育大学へのメインルートとなっており、観光客や仙台市内へ通う大学生の通勤などで日中の交通量は多い。
↑ここまでWiki先生です。んで、まあ、読んだ通り結構車の通りが多いんですよ。しかも、仙台の中心部から数十分しか離れていないわけで… 全国のオカルトを調べてきたオカルト探偵の俺からするとちゃんちゃらおかしいですよって感じです。
挙句に曰くつきの場所に良くある鬱そうとした雰囲気もないし、屈指の観光地青葉城から徒歩数分の場所ですからね。確かに街灯も少なめで夜に通ればなるほど暗い感じはしますけどまったく怖さを感じない場所です。
それでもこれだけ噂になるには何かしらの原因があるのでは? と調べてみました。
◇自殺の名所らしいけど…
ネットでの検索と図書館等へのフィールドワークに多大な時間を割いて(実際は休日の1日くらい)調べたところ、昭和初期のころ(当時は吊り橋)から飛び降り自殺者が出ているらしいとのこと。なぜらしいなのかと言えば、実際の新聞等でこの八木山橋での自殺者を俺が見つけることが出来なかったから。
自殺者が多発していたと記載しているのは、どれも心霊現象やオカルトスポットを取り上げた記事ばかりという始末。
あまりに自殺者が多い為、麓に派出所を作ったという記事もあったけど当時の派出所の場所の記録がなく、八木山交番と言われる交番は確かにあるものの、「八木山橋を警戒する為にはちょっと遠すぎませんかねぇ」って感じの距離。
そのほか2014年には実際に飛び降りた人が出たのではと消防隊などが出動していますが、その時も自殺者の発見には至っていないようです。
一説によれば、観光地のイメージダウンを避ける為八木山橋で起きた自殺者などには報道管制がひかれることがあるらしい。これなら俺が実際の事件の記録を発見できなかったことにも一応の説明がつくわけだが…
ただ、たしかに実際に2mを越えるであろうかえしの付いた巨大なフェンスを見る限りでは、何かしらがあったんだろうとは思うのだけれど…
◇白い人影が見えたとか、女性の霊だとか…
まあ、内容自体はどこにでもある感じの内容でした。車で通りかかったら白い人影が見えたとか、深夜に橋付近で女性が立っていたとか… う~ん、普通。
確かにこの高さから落ちればまず助かりはしないだろうけど、何時の誰がとか情報が弱い。というかほぼない為、心霊スポットとしてのストーリーというか、骨組みがなく、どこでも聞いたことがあるような内容になってしまうんじゃないでしょうか?
例えば、どこかの廃病院で院長が焼死したとかいう明確でショッキングな内容があれば、きっとその廃病院で噂される怪談の正体は院長で、院長の声が聞こえるとか、人が焼けたにおいがするって感じの怪談が聞けることでしょう。
俺の持論「オカルトには必ず元となる事件、事故がある」
この八木山橋にはそれがない。ただ自殺をするだけなら富士の樹海や東尋坊の方がよっぽど有名でしょう。本当に報道管制の成せるわざなのか? ただただ消化不良に終わった一日でした。てゆーか熊の方がこえーよ。
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