ダーク・ヒーローが子供達に錬金術を語る 訳:俺が株式投資で大損したからお前らやめておけという話 第二夜

ダーク・ヒーロー が子供達に錬金術を語る 訳:俺が株式投資で大損したからお前らやめておけという話 第二夜 〇どうやって株式投資ははじまるのか? まず、この汚い大人たちの世の中がどうやってはじまるのか説明してみましょう。 株式投資にはまず証券会社という会社に申請して、自分の口座を開くことが必要です。これは貯金を貯めている口座とは別で証券会社に新たに開いた口座に自分のお金を移動して、そのお金で欲しい会社の株式を指名します。 すると株式会社が代わりに買ってくれるわけです。まあ、そうやって株券を買う代わりに手数料を取ることで利益を証券会社は得ているのですが、大人の汚い世界はここから始まります。なので、株式投資を行うには、必ず証券会社で口座を開く必要があります。 しかも証券会社には、ただ俺たちの代わりに株券を買ってくれるだけでなく、お金?を貸してくれたりもします。所謂「信用買い」というものですが、簡単に言えば100万円を証券会社に入れておけば、その100万円を担保に証券会社が「じゃあ、3倍の300万円分まで株式買っていいよ~」としてくれるわけです。 〇じゃあ、証券会社は神なの? ボランティアなの? 3倍もお金貸してくたら、普通の人は使ってしまうでしょう。だって100万円の株が成長して2倍になっても200万ですが、300万円分買って2倍になれば600万円ですよ!! それを貸してくれるならそりゃ使うでしょう!? じゃあ、証券会社って神なの? と思うわけですが、そんな訳ありません。ここからちょっと難しくなってきますので、ちゃんと聞いてね。 その①「信用買い」には期限がある。 正確には絶対期限があるわけではありませんが、普通の人が使う「信用買い」にはだいたい6ケ月の期限があります。つまり、証券会社から借りて買った株は6ケ月以内に売らなければならないという制限があります。これでは何年も株券を保有して買った会社の成長を見守ることが出来ませんね。 その②「信用買い」で買った株式は自分のものではなく証券会社のものです。 3倍分買えるんですけど、これって実際はお金を担保の3倍貸してくれるわけではなく、担保の3倍分に相当する株式を証券会社が買って、その株式を貸してくれているわけです。なので、株式を買う醍醐味の一つである、株式優待...